熊谷 「では、そのへんをチェックしてやっていきますので、ちょっと深く座って下さい。もうこの座ってる時点で痛み出ていますか？」
佐藤 「ちょっとだけ痛いです。」
熊谷 「でですね、カイロで重要視しているのがゆがみなんですけれど、柔軟性の方が重視しているんです。骨と骨をつないでいるたくさんの関節があるんですけど、それがうまく動いていると後は自然に整ってくるんですよ。だからどっちがいいかっていうとゆがみっていうより柔軟性なんですね。体が柔軟かどうかを重視します。」
佐藤 「はぁ。」
熊谷 「今はこう丸くなって座っていますよね？たぶん今はこの方がラクだと思います。」
佐藤 「ラクです。」
熊谷 「で、ちょっと強制的に正しい姿勢に持っていくと・・・痛いですか？で、背中ももっとこう伸びるわけですよ。 押してみるとかたいですよね？」
佐藤 「すっごい堅いです。」
熊谷 「で、猫背もけっこう堅い猫背ですね。」
佐藤 「そうですね、ちっちゃい頃からなので。」
熊谷 「今の硬さがこういう状態です。で、肩を開いていきますね。肩もひらけない状態ですね。」
佐藤 「堅いですね」
熊谷 「両方とも開けないけど、右の方がちょっときついかなって感じですね。右の方が肩が凝るのもこういう問題もあるんですよ。」
熊谷 「では肩を上げてみますのでちょっと力を抜いてください。ゆっくり上げていきますね。腕をあげていくとここまで上がりますよね。
でも、肩の角度を変えると上がるんですよ。本来は肩の可動域って全部上まで上がるんですよ。でもここで引っかかっちゃいますよね。」
佐藤 「痛いですね。」
熊谷 「こっちも同じ感じですね。このくらいまでしか上がらない。こっちも角度を変えればこのくらいまで上がってきます。」
熊谷 「ちょっと体をねじってみましょう。」
佐藤 「痛いです。」
熊谷 「痛いですね。こっちはどうですか？」
佐藤 「こっちは普通です。」
熊谷 「でも堅いですよね。」
佐藤 「堅いです。」
