03-6801-5757

  1. ABC整体スタジオ
  2. 足・ふくらはぎのむくみ症状チェック

ほうっておくと危険!
足・ふくらはぎのむくみ症状チェック

むくみって何?発生メカニズムと主な原因

053_1_178046547_Subscription_Monthly_M.jpg

「むくみ」という言葉はご存知だと思いますが、そもそもむくみとはどんな状態なのか、まで正しく理解している人は意外に少ないかもしれませんね。むくみとはどんな症状でどのように発生し、どんな原因が考えられるのか、詳しく解説します。

〈むくみが発生するメカニズム〉

むくみは、医学的な用語で「浮腫」と言います。

人の体を構成する成分のうち、半分以上は水分でできており、そのうち約60%が「細胞間質液」という細胞内の水分だと言われています。通常はさまざまな調節機能が働いているので水分は一定に保たれていますが、何かの拍子にそのバランスが崩れることがあるんです。そうすると血液中の水分が血管外に滲み出しまい、水分量が異常に増加した状態となってしまいます。この状態がむくみです。額やすねなど、すぐ下に骨があるところを数秒押してみて、ペコっとへこんだまましばらく元に戻らないようなら、むくんでいると考えていいでしょう。

〈むくみが発生する原因〉

むくみは一般的に、全身性のものと局所性のものに大別されます。全身性の浮腫は、心臓や腎臓など内科的な病気が原因で、局所性の場合は静脈やリンパ管の閉塞、炎症が関係しています。足のむくみのように局所に現れる場合は、足の静脈の血流が滞ることにより引き起こされていることがほとんどです。

こうしたむくみの多くは生活習慣に原因があり、病気ではないことがほとんどです。たとえば、長時間座りっぱなしなど同じ姿勢を続けていると、体内の水分が足のほうに集まりむくんでしまいます。その他、運動不足、塩分の過剰摂取、暴飲暴食、睡眠不足、過労といった生活習慣の乱れがむくみの原因になります。また、女性は生理や妊娠時もむくみやすい時期とされています。

要注意!むくみの向こうに病気が隠れているかも...

053_2_116447757_Subscription_Monthly_M.jpg

ただし、中には病気が原因となっているむくみも存在します。一時的なものだと思っていたら実は重大な病気が隠れていることも。知らぬ間に病気を悪化させないためにも、むくみの出る場所や症状などを見極め、気になるようであれば早めに専門医に診てもらいましょう。病気が原因であることが多い、全身性浮腫には次のようなものがあります。

〈腎性浮腫〉

・顔や手足のむくみ、尿が出にくい→急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群
・血圧の上昇、血尿→急性糸球体腎炎
・下肢のむくみ、息切れ、胸が苦しい→糖尿病性腎症

〈心性浮腫〉

・足を中心としたむくみ、呼吸困難など→慢性心不全、肺性心

〈肝性浮腫〉

・下肢のむくみ、腹痛、腹水、黄疸、手掌紅斑、意識障害→肝硬変

〈内分泌性浮腫〉

・目の周囲のむくみ、手足や顔のむくみ、汗が出にくい、寒がる→甲状腺機能低下症
・顔がむくみ赤らむ、手足が細くなる、お腹が太る→クッシング症候群

〈栄養障害性浮腫〉

・顔、下肢、全身のむくみ、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐→メネトリエ病、蛋白漏出性胃腸症
・手足のむくみ、しびれ、動悸、筋力低下、脚気心→ビタミンB1欠乏症

〈静脈性浮腫〉

・足の静脈の怒張、足のだるさ・重量感・痛み、むくみ→静脈瘤
・頭、まぶた、腕のむくみ→上大静脈症候群

〈リンパ性浮腫〉

・夕方に足、かかと、手の甲がむくむ、皮膚の硬化→リンパ浮腫

053_3_109829392_Subscription_Monthly_M.jpg

むくみ以外の症状が伴う場合や、ひどいむくみが何日も続く場合は、とくに要注意です。また、症状がむくみだけであっても、その傾向や体重の変化にも注意し、異常を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう。

普段からむくみにくい体をつくることが大事

朝起きたら顔がパンパンになっていたり、夕方になると靴がきつくなったりと、むくみに悩まされている人は多いですよね。むくまない体を作るためには、日頃からの心がけが大切。そこで、今日からできるむくみ防止対策を紹介します。

◎体の芯をじっくり温める

毎日の入浴がいちばんですが、手軽にできる手浴もおすすめです。洗面器に40〜43℃のお湯を張り、ひじから下を浸けましょう。温められた血液が心臓から全身にめぐり、体を芯から温めてくれます。

◎内臓を冷やさない

冷たい飲み物を避け、常温または温かいものを飲みましょう。また、温野菜サラダや生姜、唐辛子などのスパイスを使ったスープも効果的です。

◎正しい姿勢を意識し、歩く

053_4_178635354_Subscription_Monthly_M.jpg

股関節やひざの関節を伸ばすストレッチや、足を使う運動を積極的に取り入れましょう。筋肉のポンプを使って体中に血液を循環させることで、むくみにくい体をつくることができます。

むくみ対策として、日常生活を改善することは重要ですが、全てをガラリと変えようとすると、かえってストレスになってしまいます。まずはむくみの症状を調和することを目標に、少しずつ自分のペースで取り入れていくとよいと思います。

とくに女性は筋肉量が少ないため冷えた体が温まりにくく、血液やリンパの流れも滞りやすいというデメリットを抱えています。まずは体を冷やさないことが第一。冷たい飲み物をホットドリンクに変えるだけでも効果はあるはず。ちょっとした心がけで驚くほど体質が変わることもあるので、ぜひ試してみてくださいね!

TOPへ