長時間の事務やパソコンでの作業などで目を酷使すると、眼の焦点を合わせる筋肉が疲労します。これにより緊張状態が続き自律神経神経の働きが乱れることで目に異常がおこります。
こうした症状による神経の緊張により肩の筋肉にも血行不良がおこったり疲労がたまったりなどして、肩こりを併発してしまうのです。
感じ方には個人差があり、人によっては目に不快感があっても、しばらくたってから肩こりを気づくケースがあります。
ドライアイは、疲労による神経の乱れで瞬きの回数がへり、涙が減る症状です。
疲れ目の症状としては、疲れや痛み、目のかすみや頭痛、嘔吐があげられます。休息や睡眠をとることで回復しますが、重症になると回復しきれなくなります。その状態を眼精疲労といいます。 これらの症状に対処するには、生活習慣の改善やメガネを変えるといった方法があります。
生活習慣の改善としては、目を休ませ、同じ姿勢をとり続けないようにして腕や首筋のストレッチをする、パソコン作業であればディスプレイの配置をやや視野向き目線の先に変えるなどという方法があります。
一日の終わりには心身をリラックスさせ、できるだけ早く就寝することも重要です。 また目の周りの筋肉をマッサージする、目をおしぼりで温めるなどの軽減法もあります。
それでも症状が治まらない場合は眼科医の診察を受けるべきですが、これらの方法は自分自身でできますから、まずは試してみるとよいでしょう。