不良姿勢を続けるなどの生活習慣、筋力の衰えなど様々な要因で、体重の10%を占める重量をもつ頭部を支えている首の筋肉が固くなり、神経や血流に影響が出て硬直が慢性化した状態が首こりです。
首周辺に自覚症状が出るケースもありますが、場合によっては肩周辺に痛みやこりが起こり、本来原因であるはずの首には何も感じないということもあります。首の可動域がこりにより制限されることで、肩に負担がかかってしまうと、そのような症状になります。
首の痛みは、放置しているとのちのち頚椎の疾患へ発展することがあります。もし肩こりの自覚症状しか無い状態でも、首に触れてみて異常を感じるようなら医師の診察を受けることをお勧めします。
予防としては、首の筋肉を柔らかくすることが必要です。 ゆっくりと首を回してストレッチするのが効果的です。風呂上りなど身体が温まっているときがよいですが、デスクワークなど同じ姿勢を続けているときに肩こりの予防にもなりますので、仕事の状況をみてこまめにやっておくと良いでしょう。