一般的には子供にはゆがみが無いように思われていますが、そうではありません。実際には大人だけでなく、子供でもゆがみはあります。最近では現代的な生活習慣、運動不足等で姿勢の悪い子供が多くなっています。姿勢が悪いために体調不良、視力低下、肩こり、頭痛、腰痛などが起こりますし、背骨がゆがむことにより神経の束である脊髄に影響し胃腸の働きが低下し下痢や便秘、腹痛などの消化器症状や、風邪をひき易くなるなど呼吸器の症状がでることがあります。大人になってからでなく、からだに柔軟性がある子供のうちから背骨を矯正した方が効果も良いですし、予防の面からも重要なのです。
ゆがんでいる子どもに整体を行うことで、より健やかに発育することを目的とします。子供は成長期に体がつくられます。このときにゆがみがあると骨格や筋肉が歪んだまま成長するかもしれません。また、ゆがみがあると発達に支障が出るかもしれません。そうならないように成長期に手入れをしていくことが重要になります。
大人と違い子供の整体は大抵の場合、大きなゆがみを調整すれば大丈夫です。
大人の場合、大きなゆがみから時間がたつ事でできる小さなゆがみが痛みを出す原因になりやすいのですが、子供の場合、悪くなってからの時間が少ないので小さなゆがみが強烈に発生している事が少ないためです。
しかし、胎児のころに起こったねじれは簡単にはいきません。
胎児のころからのゆがみを治すためには順を追って治療していくことが大切になります。