骨盤は腰椎が前湾にあるために構造上、仙骨の上方（腰椎側）は腰椎とともに前湾のカーブを作っている。左右の寛骨は相反するように動いている。良い骨盤の条件として左右のバランスがとれていること、柔軟性があることがあげられる。バランスの基準としては前からだとお臍のラインから少し下がったところの寛骨のでっぱり（上前腸骨棘）の高さや恥骨の高さなどがある。後方では、一番目立つ寛骨のでっぱり（後上腸骨棘）の高さや坐骨の高さで見ることが多い。また動きでは、仙骨と左右の寛骨の関節が柔軟に動くことが理想とされる。この関節が動くことによって立ちあがったり、足をあげたり生活に欠かせない運動ができるのだ。また骨盤は上半身や重力の圧力を両方の股関節から先へと均等にバランス良く逃がしたり、地面を蹴った時の力を上半身に伝える働きをしている。
当院の矯正は非常にソフトな治療によって行われます。なぜなら、骨盤がゆがむ原因は骨盤の問題ではないことが多いからです。骨盤に限らず、体全体がそうなのです。どこかに痛みがあれば、痛みのある場所に原因があると考えてしまいますが、それは結果なのです。症状の原因は別の所にあることが多いのです。ほとんどは体の機能が低下しているためにゆがみや動きの悪さが出てしまいます。体の機能を整えていくことで体の本来の柔軟性や動きが取り戻せるのです。
