多くは脳の表層を走る動脈に出来た動脈瘤の破裂による出血がおこり、脳脊髄液のなかに血液が混じることで頭蓋内圧が急に上昇することで発症する。脳卒中の8%を占め、突然死の約7%がこの疾患。またクモ膜下出血は再発しやすく、高齢者よりも若い年代に多くみられる。出血の量が多ければ、意識障害や命を落とすこともある。合併症として、脳動脈瘤の再破裂、遅延性脳血管攣縮に注意する。
症状としては、突然の激しい頭痛、嘔吐、片側の眼が動かせなくなる、片側の失明、視力障害、片側もしくは両側の下肢の麻痺、精神障害、片麻痺、失語、三叉神経障害、脳幹障害、・・・などがある。頭痛の典型的な表現は「突然バットで殴られたような痛み」と訴える。
一度症状から回復しても注意することがある。
再出血、脳血管攣縮、心血管系の合併症、尿崩症、正常圧水頭症・・・などがある。
クモ膜下出血の治療は再発を防ぐことがメインです。 再破裂を防ぐために開頭し動脈瘤をクリップで止める術式や静脈瘤の中にプラチナのコイルを入れる術式をとります。しかし、これは根本療法ではなくあくまでも再発防止処置になります。また遅延性脳血管攣縮の処置として、脳の血管を広げる薬剤や、血管の中から風船のようなものを膨らませ血管を拡張をしたりする。
クモ膜下出血の原因の80%は脳動脈瘤の破裂によるものだ。他の原因として、外傷、脳腫瘍、脳動静脈の奇形、脳動静脈解離の破裂・・・などがある。 誘因としては喫煙、高血圧、多量飲酒などがある。
血流の不安定な身体に起こりいやすい疾患である。再発を防ぐためにも血流の安定を計るのが良い。血流が良い身体とはリラックスできる身体であり、普段から筋肉が緊張している状態ではない。こころ整体では骨盤と背骨のゆがみを整えることによって身体がしっかりと休める身体を作っていきます。筋肉が柔軟性を持つことで血管も栄養を運びやすくなり他の脳の疾患をも起こりにくい状態に向っていきます。