頚部の知覚・感覚・運動障害が起こる。首の重だるさ、首の後方のコリ、首のしびれや痛み、骨を鳴らしたくなってしまう、首を回すことができない、上を向けない、頭が重く感じて支えている事がつらい、首にいつも力が入ったまま、手のしびれ・痛み、上肢の痛み・運動障害、呼吸が深くできない、頭痛、めまい、吐き気、頭がボーっとする、集中力低下・・・などが症状として起こる。
頚椎症、頚髄症、頚肩腕症、頚椎ヘルニア、慢性関節リウマチ、糖尿病、骨粗鬆症、後縦靭帯骨化症、ストレートネック、過前湾、むち打ち症、寝違え、などが考えられる。
頚部のけん引、固定して安静にする。上肢への症状がひどいようならブロック注射などを行う。あまり効果が見られなければ手術を行う。
頚部は人間にとってとても重要な部分である。脳からの命令を全身に伝える通り道であり、ここに問題が生じると全身に影響が出てしまう。また心臓から脳へ血液を送る通り道でもあるので、問題が生じることによって脳の酸素不足が起こる。すると体全体の機能が低下してしまう。事故や外傷を受けた場合は要注意し、そうでなければ慢性的なゆがみによって頚部に起こったゆがみが筋肉や椎骨の変位を起こさせ血流や神経の圧迫を起こしている。
頚椎部の変位、ゆがみを治すことはとても重要。しかし、なぜそこがゆがんでしまうかを考えなければいけない。腰の問題で首に影響が出ているなら首をいくら治療しても治りません。その場合は腰を先に治すことで首は自然と本来の状態を取り戻してしまいます。後は慢性的に痛んだ組織が回復してくるのを早めるため身体の循環を整えていきます。
