一般的に女性は妊娠をするとエストロゲンという女性ホルモンを分泌します。その働きによって出産がスムーズにいくために骨盤周りの靭帯や筋肉がゆるみます。靭帯や筋肉がゆるむことで出産の準備が整いますが、このままでは骨盤は安定できないのでゆがみが起ります。骨盤にゆがみが生じると土台が不安定なので背骨までゆがみます。このことが原因で坐骨神経痛の症状を持つ妊婦さんが多いのです。
坐骨神経は腰椎からから臀部、大腿後面を通り足の先までを走行している神経です。これが腰椎からの出口や臀部で圧迫されることによってしびれや痛みの症状を引き起こします。症状としては腰、お尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先に主にあらわれます。では妊婦さんは坐骨神経痛の症状しかでないかといえば、そうではありません。
しびれや痛みは骨盤や背骨がゆがむことで起こってきますので、坐骨神経痛に限らず、身体のいたるところに症状が表れます。頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、など頭部の症状から首、肩、背中、腕・・・など範囲は限定されません。
こういった症状には患部だけの治療をしてもなかなか治りません。ホルモンの作用によって骨盤が緩まるのは生理的現象なのですが、これでゆがんでしまうのは他の原因があるからなのです。それを治し、ゆがみの少ない状態でいられれば少しの負担を受けてもちゃんと自分で回復ができます。
こころ整体院では、骨盤がゆがんでしまった原因を治療することにより、妊婦さんが安心して出産できるように全力でサポートさせていただいております。治療方法も、ソフトな治療ですので、安心して身体に無理なくうけていただけます。痛みや症状に負けない身体作りをしていきましょう。