しびれたと感じる手の感覚は人により様々であり、腕か肘か、手の平か甲か、指先かと場所にもより、ジンジン、ビリビリ、チクチク、ジーンと感じ肩にもいろいろある。また筋力の低下や動きの悪さも症状のひとつです。
しびれが片方か両方かによっても原因は変わる。 片手の場合に考えられるものは、筋肉の緊張などによる胸郭出口症候群や頚肩腕症候群、頚椎ヘルニア、手根管症候群などの血流・神経障害パターンが考えられる。
両手の場合は全身に及ぶ内科的疾患を考える。糖尿病やギランバレー症候群など。
まずは安静にして、保存療法から始めます。飲み薬や理学療法をおこない、ブロック注射なども考慮します。それでも改善しない場合は手術をしていきます。手術は神経を圧迫している部分の解放なので時間はかからずに終わります。
種類としては、
軽髄病変:神経支配に沿った範囲での症状
手根管症候群:正中神経が手根部を通る時に何らかの圧迫をうける(猿手)
肘部管症候群:尺骨神経が肘部管を通る時に何らかの圧迫をうける(鷲手)
その他の誘因としてストレスがあげられる。
手に起こるしびれは神経を圧迫することによって起きる。それは筋肉の過緊張である。筋肉の緊張は骨盤と背骨のゆがみから起るものなので、手に症状があっても全体を治療することが大事になる。またヘルニアや軽髄症も大きな外傷を受けない限り慢性的な負荷がかかって変形したものであるので、慢性的な構造を整えていかないとその場しのぎの治療になってしまう。