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足首のテーピング

足首のテーピング

捻挫とは

捻挫とは靭帯と筋肉の損傷の事を総称して言います。基本的な外傷のパターンとしては、関節には正常に動ける範囲というのは決まっているのですが、その動きを逸脱するくらいの大きな負荷がかかった場合、関節がゆがんでしまい付着する靭帯や筋肉に損傷が起ってしまうのです。症状としては患部の痛み、内出血による腫れ、熱感、可動域の減少、筋力低下、しびれやむくみなどが考えられる。急性時の応急処置として安静、冷却、圧迫、挙上の4つを行うことが症状を安定させるのに良いとされる。

基本的なテーピングの考え

受傷した関節はとても不安定である。なぜなら関節を支えている靭帯や筋肉が損傷することで本来の働きの一つである「固定」の機能が低下している状態だからだ。テーピングは基本的に損傷した部分の機能を補助する働きを持たせる意味がある。また関節の可動域をあえて制限することで負担によって起る炎症を抑える効果もある。スポーツ選手などでは、一度捻挫をすると関節のゆがみと靭帯の損傷によって同じ捻挫をしやすくなってしまうことがあり、その防止策としてテーピングをするような場合もある。

足首の場合

足首の場合のテーピングは内反捻挫がほとんどである。足首を小指側を下にして捻った場合をいう。この場合、痛みは改善しても足首の内反状態が残ってしまうために再度同じ捻挫をしやすくなってしまう。内反捻挫のテーピングとして、足を逆に外反した状態で固定するイメージで巻くと良い。ポイントとして距骨と踵骨の関節が固定されるようにすることが重要。捻挫のときに痛めるのはこの関節部を支えている靭帯であることが多い。整復をする際も、この靭帯の機能を回復させることが必要になってくる。

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