兆候:肩こり、憂うつ、ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)、発汗、動悸、めまい
更年期は、まさに性成熟期から生殖不能期への移行期(45~55歳)にあたり、平均51歳で訪れる閉経以降の30年余の生活をいかに健康に過ごすかを考える、人生の節目といってもよい。更年期障害は、この時期に生じる自律神経失調症状と精神症状が相互に関係しあって起こる、不定愁訴の総称と考えられる。更年期になると、加齢に伴う卵巣機能の低下によって、卵巣から分泌される女性ホルモンの量が減り、これが脳の視床下部にある自律神経中枢に影響を及ぼして自律神経失調症を引き起こす。また、この年代の女性を取り巻く家庭や社会環境の変化からくる心理的ストレスが大脳皮質―大脳辺縁系に影響を与え、憂うつや情緒不安定などの精神症状を引き起こす。この自律神経失調症状と精神症状が相互に影響し合って、更年期障害の病状を複雑にしている。
整体により身体のバランスが整うと自律神経が安定するため更年期障害の症状が軽くなる方もいらっしゃいます。